「立春朝搾り 五橋」の現場  ※ 酒文化をまなぶ (2)※

丑三つ時?でしょうか、真夜中に新酒を搾り始めた蔵人たちは、6時半の神事に合わせて集まった報道陣や小売店などの関係者の前で、少しの疲れも見せずに粛々とビン詰め作業をしていました。

神事を待つ蔵元

蔵の中は馥郁とした香りに満たされて、マスクをしていることも忘れて、思わず深呼吸をしたのでした。

瓶詰めする蔵人

チェックする蔵人

箱詰めする蔵人

一連の流れは粛々と行われ、見る見る間に箱の山ができて、出荷の準備が整いました。

神様に五橋の招福祈願

無病息災・家内安全・開運招福・商売繁盛、そして、新型コロナウイルス感染しないように蔵元と杜氏は願いを込めて神様にお祈りします。

 

いよいよ出荷の荷積みです。大番頭自ら汗を流して車に積み込みました。島根や北九州の販売店主は昨日から岩国に待機しておられ、搾りたてを乗せて持ち帰ります。そして早速地元で待っておられるお客様にお届けされるのです。

この方たちのおかげで、「五橋の立春朝搾り」はその日のうちに飲むことができる、まさに新酒でした。

令和3年立春朝搾り

今回初めて現場に行き、蔵人の酒造りのひとコマを見て感じた空気は、とても清々しいものでした。その清々しさはこのお酒を口に含んだ時に再び蘇り、蔵人たちが「心を醸す」思いで造ったからこそ、「立春朝搾り」を待つ人を喜ばせるのだと思いました。

「酒文化」には、酒を造る文化はもちろんの事、酒を楽しむ文化や酒を介して広がっていく文化があるのではないかと思いますが、今回感じたことを次につなげてみたいと思います。                      ( 新米学芸員 )

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください