富岡鉄斎と独立性易の書

連休が終わりました。その上雨が降っています。昨日までにぎやかだった錦帯橋界隈は本当に静かです。

こんな日には少し展示物のことを書いてみます・・

今回展示中の富岡鉄斎は、明治・大正の文人画家であり儒学者と言われ、日本最後の文人とまで謳われる人です。今展示中の兜の絵には「破除萬事無如酒」と賛があります。

鉄斎は埼玉県新座市にある平林寺戴渓堂を訪ね、自ら携えていた「独立性易真蹟書論」の巻末に独立の像を見ながらスケッチをしました。

後に実業家で茶人の松永耳庵がそれを入手し、平林寺に寄贈されたという事です。

子供の時に耳を患い、書画の世界に親しんだ鉄斎は独立の書を臨書したり、長崎に行って南画を学ぶときに小曾根乾堂に教えを受けていますが、その篆刻家でもある小曾根乾堂の影響でしょうか、篆刻を学び篆刻家を目指したこともあると本で読んだことがあります。鉄斎が、岩国にある独立の残したものを見たら、どんなことを思ったでしょうか、とても興味深いことです。

今回。鉄斎の作品が3点展示されていますが、それぞれに違う賛や印があり、楽しい作品です。                           館長

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください