独立性易禅師と篆刻

錦帯橋ゆかりの独立が吉川広嘉と出逢って8年の間、4回岩国を訪れました。

錦川の川遊びに、故郷の西湖を思い出して詩を詠んだり、厳島神社参拝に宮島に船で行くなどして詩を詠んだりと、独立は岩国を楽しみました。そして、その詩は書画になって吉川家に残りました。書画には独立の雅印が押してありますが、岩国徴古館に保存されています。

 

雅印をつくることができた独立は、日本篆刻の祖と言われています。

明の国で身に着けた知識や技術を、独立は当時の日本の人たちに伝え、教えました。長崎では高玄岱という弟子が、篆刻家となり書についても学んでいます。

篆刻は篆書体の文字を、小さな石に彫りこんで、版画のように押して作品仕上げをします。

この印影は五橋文庫開館記念に、

小林東五氏が彫った「詩酒生涯」という作品です。

篆書体は、文字の統一を行った秦の始皇帝の時代にできました。漢字の書体の一つですが、篆書体から、行書、草書、楷書それぞれが出来上がりましたので、漢字の原点であるともいえます。

 

その篆書体は変わらない原点の文字であり、皇帝の印になった権威ある文字として、今現在も日本の実印の文字となっています。

五橋文庫では、篆刻体験のできる美術館としていますので、お気軽にご連絡ください。                     館長

 

 

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