凛とした淑女のような酒器

辰砂の徳利と宋白磁の馬上杯(6月25日まで展示)

この清代の辰砂梅瓶は、牛血紅とよばれるにふさわしい色をしています。まるで美しい女性を思わせています。

宋代の白磁の馬上杯は薄づくりで、凛とした姿です。

この組み合わせには本当に気品があります。

焼物で辰砂の色をこれほどに発色させるのは難しい。陶芸では銅を含んだ釉薬を使い、還元焼成することで赤い色となりますが、焼成温度などの加減で、赤色が飛んでしまう事が多く苦心します。小林東五氏もここまでの色は出せなかったと、「蚯蚓の呟」に書いておられます。

曇り空のこの季節、目に鮮やかな辰砂梅瓶です。     館長

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