10月は独立性易禅師の書と篆刻

芸術の秋の始まりには、やはり錦帯橋ゆかりの独立性易禅師。

書画に、篆刻にとその巧みなことは中国明にいる時から知られていました。

1653年に明から長崎に渡来し、約20年間日本で暮らした独立禅師は、明で学んだことの多くを残していきました。

1664年岩国の第3代吉川広嘉に医師として招かれ、1672年に亡くなるまで医師としてだけに留まらない交流を持ったようです。それは岩国横山にある吉川氏の歴史と文化に、大きく影響を与えたことが残ることからも推測されます。

明代の文人たちの間に盛んに行われた篆刻は、独立禅師によって初めて日本に伝えられ、その技術を継承する弟子、高玄岱の存在に見ることができます。また、岩国徴古館に独立禅師の雅印が4顆常設展示されているので、ぜひご覧いただきたいと思います。

今回五橋文庫では、川西にある教蓮寺に伝わる独立禅師の書を展示いたします。教蓮寺は岩国出身の作家である宇野千代の菩提寺でもあり、文禄年間に始まる歴史を持ちます。書を巧みにした独立禅師の筆跡は、江戸時代に唐様の書のブームを引き起こしたとも言われますので、芸術の秋にはふさわしいものだと思います。

書には必ず押印するのが印ですが、本名や雅号の印を篆書体で石に彫ることが篆刻と言います。この篆刻体験が同時期に岩国篆刻会主催で行われます。体験希望の方は五橋文庫に問い合わせてください。五橋文庫の館長は岩国篆刻会の運営も行っています。館長

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