「 明代の篆刻・独立性易禅師 ~東京国立博物館所蔵印に観る~ 」
9月5日(土)~12月20日(日)

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新着情報

1.岩国観光交流所本家・松がねにて、「五つの酒蔵展」五橋ラベルめぐりスタンプラリー 開催

2.株式会社ANA総合研究所様のサイトにてご紹介いただきました。

3.近畿日本ツーリストの観光プランに五橋文庫の篆刻体験が仲間入りしました。

4.JR西日本の「西Navi」に篆刻体験のご案内があります。

9月5日(土)~12月20日(日)
「明代の篆刻・独立性易禅師」
~東京国立博物館の所蔵印に観る~

独立性易禅師(どくりゅうしょうえきぜんじ) (1596~1673)

中国浙江省杭州府仁和縣(ちゅうごくせっこうしょうこうしゅうふじんわけん)に生まれ、名は戴笠(たいりゅう)という。
字を曼公(まんこう)、子辰(ししん)、号は荷鉏人(かさいじん)という。
幼い頃から学問を志し、儒学(じゅがく)や医学を学び明朝(みんちょう)に仕えた。
25歳で大火にあい兄弟を失い、翌年には漢民族(かんみんぞく)の明朝は満州民族(まんしゅうみんぞく)の清(しん)に攻められ戦火に乱れる情勢となっていく。

戴笠は官職(かんしょく)を退き西湖(せいこ)に移り住み、そこで出会った詩書画篆刻(ししょがてんこく)の世界に触れることとなっていく。
それまで詩を詠むことのなかった戴笠であったが、風光明媚な西湖に触れ次第に詩書画篆刻の力をつけていく。
このことが後に日本に大きな影響を与える事となるのである。

いよいよ明朝(1368~1644)が滅亡し清朝(1644~1912)となる。
漢民族の戴笠は1653年58歳で長崎へ渡来(とらい)した。
長崎唐通事で医業をする頴川入徳(えがわにゅうとく)(陳明徳(ちんめいとく))の世話になり、日本での生活が始まる。
その翌年渡来した黄檗宗萬福寺(おうばくしゅうまんぷくじ)の開祖(かいそ)となる隠元隆琦禅師(いんげんりゅうきぜんじ)に感銘を受け弟子となり、戴笠は独立性易と名付けられた。
号を天外一閒人(てんがいいっかんじん)、天閒老人(てんかんろうじん)、就菴(しゅうあん)として77歳までの人生を日本で生きた。
1664年68歳の時、3代領主吉川広嘉(きっかわひろよし)に医師として岩国に招聘(しょうへい)され、初めて会った時にふるさと杭州(こうしゅう)の西湖(せいこ)の事が話題となり、「西湖遊覧志(せいこゆうらんし)」を見せた。
そこに描かれた西湖の絵がヒントとなり、錦川に錦帯橋(きんたいきょう)がかけられたのである。
広嘉から岩国に計4回招聘(しょうへい)された独立禅師は、医師としてだけでなく明朝の文化を伝え、詩を詠み、書画篆刻を書き、文化的にも歴史的にも大きな足跡をこの地に残している。

 

「独立禅師自用石印(どくりゅうぜんじじようせきいん)(東京国立博物館所蔵)」の資料の展示

「獨立禅師石印(どくりゅうぜんじせきいん)」と「2顆(か)の印(いん)」を2019年4月に特別閲覧(とくべつえつらん)する機会を得た。
その印面の刀の跡と印影(いんえい)を観て、明代篆刻の巨匠文三橋(ぶんさんきょう)(文彭(ぶんぼう))を師とする独立禅師の技術の高さを知ることができた。

長崎に渡来したとき既に58歳、人生50年の江戸時代には既に高齢者であり、細かい作業の伴う篆刻印を彫ることは難しかったのではないかと思われる。日本では、弟子高玄岱(こうげんたい)らに篆刻を教え、「日本篆刻の祖」として名を残した独立禅師であるが、残念ながらプロフィールに篆刻家という表記はない。

今回、東京国立博物館の許可を得て、錦帯橋ゆかりの独立禅師の記録がたくさん残る岩国で、おそらく初めての「独立禅師自用石印の調査記録」の発表展示を行うこととなったので、改めて独立禅師の「篆刻印」に注目していただければと思う。

今回の展示につきましては、東京国立博物館のご協力に心から感謝いたします。

 

 何雪漁(かせつぎょ)(何震(かしん)) (1541推定~1607)

明代中期の篆刻家。
名は震(しん)、号は雪漁、雪漁山人(せつぎょさんじん)、長卿(ちょうきょう)。安徽省婺源縣(あんきしょうぶげんけん)の生まれ。

文三橋(ぶんさんきょう)(文彭(ぶんぼう))に刻印の法文字を学び、鋭い刀法で刻し安徽の地に篆学の基を築き、徽派(きは)の祖となった。

 

開館日には篆刻体験ができます。

料金設定の変更があります(2019.6.7)

詳細はこちら(当サイト内の篆刻体験)をご覧ください。

詳しくはお電話ください。℡0827-28-5959は担当者に転送されます。

 

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