錦帯橋と澄川喜一の作品

そりのあるかたち

11月3日に文化勲章を受章された彫刻家・澄川喜一先生の作品です。

澄川喜一先生の原点、錦帯橋を見たいと思ってきました、という東京からの若者が五橋文庫にこられました。

澄川先生の作品は岩国市内には11点あるので、ひとまず錦帯橋周辺のご案内をしました。

吉香公園にある「石の翼」と鵜飼広場の「日・月・星」、

岩国工業高校の「芽」、「創造」

せっかくだから見て帰る!・・と目を輝かせる青年

さらに、夕方からの錦帯橋芸術祭で開催される、篝火に照らし出される錦帯橋も見て帰りたいと・・

きっと、青春時代の澄川先生のように錦帯橋の「そり」と「むくり」の美を、篝火に照らし出される中に見たことでしょう

創造する力は、技術以上に感性を養うことが大事だと言います。

若者の今後に期待した思いの、嬉しい出会いでした

何雪漁と澄川喜一の共演

五橋文庫では「明代の篆刻 独立性易禅師」の展示をしているところですが、そこに澄川先生の作品「そりのあるかたち」を置いてみました。

篆刻の作品も引き算の世界と言われます。余計なものをどこまでそぎ落とせるかで印の線を極めます。

明の篆刻家・何雪漁と現代の彫刻家・澄川喜一の作品の共演は、なぜか心地の良い空間になりました。

明代の篆刻

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