春を呼ぶ日本酒 「立春朝搾り」
成人式も終わり、週末には「大寒」。また来週には寒波が日本列島を覆うと天気予報でお知らせが流れています。
2月になると節分で豆まき、恵方巻を頬張ると、翌日は「立春」です。春が待ち遠しい・・
大人になってお酒を呑めるようになる、こんなお酒のお話はいかがでしょうか?酒井酒造美術館ならではのお話です。
老舗卸売業・㈱岡永が、おいしい日本酒の革新と発展、日本文化の継承など、同じ想いの全国の蔵元・酒販店の協力を得て、昭和50年(1975)2月、「良い酒を佳い人に」をスローガンに『日本名門酒会』を発足した。世界に誇る〈民族の酒・日本酒〉。その文化の魅力をより多くの人に伝え、品質に裏打ちされた安心と信頼、そしておいしさをお客様にお届けし、日本酒の新しい価値と市場を創造し続ける。それが『日本名門酒会』の使命だと考えている。
昭和59年(1984)㈱岡永の飯田博社長のお誘いで、酒井酒造㈱も日本名門酒会に加わり、明治4年創業の伝統を守りつつ、新しい日本酒造りに取り組んでいる。
『立春朝搾り』は、春の訪れを知らせる立春の日に搾りあがったお酒を、「その日のうちに楽しむことができないか」という発想をもとに、平成10年(1998年)に栃木県の「開華」からスタートした企画で、今年令和5年は全国43蔵元で同時に開催され、山口県では酒井酒造㈱だけが取り組む恒例の春の企画である。
蔵人たちは時計の針が立春2月4日午前0時になると同時に、「しぼりたて生酒五橋」の瓶詰を始める。夜明けを目指して各地から小売店の皆様が集まり、出荷の「時」を待つ。
白々と夜も明けてくる頃、厳かに神事が執り行われ、今年も健やかな年になることを願う蔵元と杜氏たちの姿を静かに目で追い、皆で共に手を合わせる。
さて、神事が終わると俄かに活気づいた蔵の中、瓶詰したばかりの「五橋 立春朝搾り」が手際よく車に積み込まれていく。一刻も早くお届けするためにと、あわただしく発車する小売店主たちに朝日がまぶしい。
今年も美味しくでき上りました。
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