五橋文庫の篆刻体験は愛に満ちて
篆刻体験
今日の体験者は、奥様の名前を彫りに来られた優しい旦那様です。「富美恵」と3文字を1×2㎝の石に縦に並んだ文字を前に、一瞬戸惑うご様子でした。
紀元前の秦の始皇帝の時代にできた篆書体の文字で印を彫ることが篆刻です。
初めて見る形、そして字画が多く印面にぎっしり書き込まれたものを彫るなんて、実は予想を越えていたようです。途中でくじけそうになりました。
「先生ギブアップ!」と一声あげられました。
「町のハンコヤさんと同じように彫るのは当然無理ですよ」と、
篆刻印を作るコツをご説明して、少し気分転換していただきました。(お茶を一服)
そして仕上がった印です。
すごいです。奥様がきっと満足されると思います。今夜の食卓はごちそうが並びますね。