「松林桂月 日本の四季展」
2020年新春の展示は、「松林桂月 日本の四季」~文人たちが愛でる文房四宝と漢代の金印~ です。
松林桂月は、山口県萩出身の日本画家です。四季折々の南宗画は心穏やかに日本の良さを感じます。幼少の頃から絵を好み石川瓊洲や田能村竹田の絵を模写していたという桂月は、東京に出て絵を野口幽谷に、漢詩を岩溪裳川に学び、作品の画趣と詩趣の融合をもたらしたと言います。
松林桂月の絵と共に展示するものは、漢代の金印です。後漢王朝を築いた光武帝が天下統一する際に活躍した耿弇という大将軍がいましたが、その名前と同じ「耿氏」と刻まれた金印です。
金印
さらに、蒔絵の硯箱や端渓の硯などの文房四宝、篆刻印などの展示をします。
新春ならではの展示は、1月5日(日)から開館いたします。