2021年6月24日 「五橋」蔵人の田植
5月19日に植えた日本晴
伊陸の田植は今日が最終日になりました。5月19日に植えた日本晴はこんなに大きくなっていました。2~3本の苗の塊もこんなにたくさんの塊に増えています。稲というのは不思議な植物に思えます。数を増やしながら大きくなっていくようです。一粒のもみからいったい何粒になるのでしょうか?
今日はその隣の田んぼ(約5反)に、晩生の山田錦を植えます。
山田錦の苗
田植え機に積み込まれ、いざ参る!
きれいに整えられた田んぼが待っていました。
撮影開始
今日は山口放送の撮影が入りました。青い空の下で田植え機も軽やかな音をたてて進みます。見事な植え付けです。2~3本の苗を掴んで土の中に植えこむ、その機械的な動きは見飽きることがない仕組みです。よく考えたなぁと感心しながら見ていました。子供のころ、大工さんがカンナをかける様子などをいつまでも飽きずに見る子どもだった事を思い出していました・・
山口放送の撮影風景
岩国の造り酒屋、酒井酒造㈱は、平成8年から伊陸の農家グループ「トラタン村」と栽培契約を結び、伊陸に自社の田んぼを手に入れることになりました。酒造りをする蔵人たちは、その田んぼに自分たちの手で原料になる米を作り始めました。その田んぼの側には自社の精米所も移転してきています。
日本人の主食であるお米を使って日本酒を造る、世界中にあるお酒でも主食を使うというのは珍しいと聞きました。神様にお供えする酒造りから始まったからでしょうか、お酒の歴史は古く、深いものがあるようです。
トンボも苗の様子を見に来ましたか⁈ のどかです・・・
トラックの 苗に見入るか 夏トンボ
2時間、アッという間に植え付けられた山田錦の田です。この続きは草取りをしながら稲の生長の様子を見ることだそうです。9月になったら稲穂が黄金色になり、頭を垂れると言います。お米の出来上がる様子はまた後日にご報告します。
もともと酒造りをする蔵人ですが、手慣れた動きで淡々と田植機を走らせました。新人の蔵人は先輩に習い、先輩は手本を示しながら後輩に体験させています。実際にハンドルを握ることで覚える世界のようです。もちろんこれまでに苗の準備や田おこしなど沢山の準備があった上のことですが・・
この田植の様子は、29日夕方山口放送のニュース番組「News Eevery」で放映されます。