岩国高校創立140周年記念 同窓生リレー公開講演会企画中

関ヶ原の戦いの後、萩の毛利家との確執から領主格に置かれた岩国は、幕末になって毛利敬親と吉川経幹の間で交わされた約束でようやく大名格になり、岩国12代領主・吉川経幹(きっかわつねまさ)は初代岩国藩主となりました。その年、1847年(弘化4年)5月10日に藩校養老館を設立し、文武を学ぶ岩国の志士が多く育ちました。

「初代大審院長」玉乃世履、「解剖学のパイオニア」今田束、「小銃政策の父」有坂成章、「電気の父」藤岡市助、「図書館の父」田中稲城、「近代辞典製作の祖」斎藤精輔などなど。

~ 養老館に学んだ明治の岩国人は、名聞を好まず、「公」に生きる~ ~           ( 「近代日本の礎を築いた 七人の男たち」 佐古利南著より )

この言葉は、吉川藩の気質そのものだったのかもしれません。

1866年に焼失した養老館は、1880年(明治13年8月15に)に岩国中学校となって吉香公園内に作られました。山口県尋常中学岩国分校、山口県岩国中学、山口県立岩国中学校と名前が変わり、1948年(昭和23年4月1日)に学制改革によって山口県立岩国高となって今に至ります。

今年2020年(令和2年)は、1880年(明治13年)から数えて140年、岩国高校が創立140周年となります。岩国の歴史をたどると見えてくる横山の文化の一つに、吉川氏の築いた文武両道の精神があるように思います。

そして、岩国高校同窓会が企画する「同窓生リレー公開公演会」が5月23日、6月20日、27日、7月4日、7月11日の5回にわたり、一般の皆様にもご参加いただける無料講演会を行います。 各界で現在活躍中の11人の演者たちの話をお聴きいただけたらと思います。先人のように今の日本を一生懸命に生きている昭和から平成の岩国人です。

時代とともに新たな文化も生まれ、歴史に刻まれていきます。後の世にいかにして引き継がれていくことになるのか、楽しみな事でもあります。

5月23日(土)は 16時から、岩国国際観光ホテルにて、6月~7月の会場は、岩国市民文化会館にて14時。(最終日は13時半)からの開演です。

岩国近くに来られたら是非、会場にお越しくださいませ

詳しい問い合わせ先は、同窓会事務局(0827-43-1141)です。

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