「独立性易禅師が伝えた篆刻印とハンコ」展in五橋文庫

山アジサイ山アジサイが咲きました。淡いブルーの可憐な姿は初夏の訪れを教えてくれます。
展示替えなどで臨時休館をしますが、臨時開館もあって構わないのではないかと、この火曜と水曜は開館してみました。もちろんいきなりに。気まぐれで申し訳なかったけれど、突然の開館に出くわして来館された方は、桑重儀一展と五橋文庫の所蔵品の展示を楽しまれました。人や文化との出逢いは突然や偶然のことからも起こります。気まぐれを楽しんだ2日間でした。

第10回展チラシ表
ただ今、6月7日からの展示の準備中です。この展示では中国漢代の銅印や明代の糸印の展示をして、印章の文化から篆刻印が生まれたことを紐解きます。そして、その篆刻印の文化を日本に伝えた人が、岩国の名勝錦帯橋にゆかりの深い独立性易禅師(どくりゅうしょうえきぜんじ)であることをご紹介します。岩国ではこの独立禅師に親しみ、子供から高齢者まで気軽に篆刻を楽しんでいます。自分の名前を篆書体の文字で石に刻む篆刻体験をはじめて数年がたちますが、始めた当初は「篆刻」という漢字には振り仮名が必須でした。しかし、今では多くの人が「篆刻」という漢字に振り仮名がなくても読むようになりました。
毎年恒例になっている夏休みの「岩国子供てんこく教室」ですが、4回目の今年は岩国市民文化会館で行います。小学生から高校生まで親子で楽しむ篆刻教室は、文化庁の伝統文化親子事業の一つとして開催しています。子供たちが篆刻の歴史と基礎を学んび、そしてそれぞれが自由な発想で篆刻作品を仕上げて、秋には発表会を行う教室です。5月24日版の地域情報新聞「ほっぷ」にて募集のお知らせをします。今年も子供たちと篆刻を楽しく学ぶ時間を楽しみにしています。

令和元年岩国子供てんこく教室

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