桜の開花とともに五橋文庫の西洋画展

この絵のタイトルは「カナリア」です。大正から昭和にかけて活躍した岩国出身の画家・桑重儀一氏が作者です。この絵のように穏やかな雰囲気の絵を沢山描いてこられたようです。
今回は生家に残る絵を中心にして、パリで学んでいた時の様子、また、帰国後東京に暮し、画家として、また教育者として活躍し多くの人たちに愛された足跡をたどる展示となっております。作品集の序言に「自分の作品は全て研究的に描いたもので、書風は皆一様ではない」、「ヨーロッパの流行を追うものではなく、自分の趣味、個性の表れでなくてはならない」、「自分の持っているものを種々の傾向に表現したい」と書いています。持てる才能を生かすために努力を惜しまず筆を持ち続けた画家・桑重儀一の作品は、帝展無鑑査の実力のものとなっていったのではないかと思われます。生家には沢山のデッサンが描かれたスケッチブックや絵画の本が残っています。デッサンの一部とサインの練習をしたと思われるキャンパスも展示しましたので、ぜひ楽しみにご覧ください。
今週末23日からの開館となります。このところの暖かさで桜の花の開花が早くなりそうだと聞こえてきました。桜の開花と共に、五橋文庫が初めて西洋画の展示を行います「発見!川下村からパリに翔んだ画家・桑重儀一展」。ゴールデンウイークも休まず開館しておりますので、錦帯橋の桜と共にお楽しみくださいませ。皆様のお越しをお待ち申し上げております。  館長

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