~酒が文化をつなぐ~「酒器Ⅰ」
さくらの花が舞う錦帯橋かいわいです。
酒井酒造美術館・五橋文庫の展示は、桜に似合う酒器と桜を描いたお軸を展示しました。
前川文嶺「嵐山観桜」
この絵は、前川文嶺(1837~1917)の「嵐山観桜」、お花見を楽しむ様子が描かれています。文嶺は父の五嶺に学び京都画壇で明治大正に活躍した四条派の画家です。
瀬戸焼
「嵐山観桜」はこの瀬戸焼の徳利がよく合い、桜の下で楽しむ様子が見られます。
寺崎廣業「朧夜さくら」
寺崎廣業(1866~1919)も江戸末から明治大正に活躍した日本画家で、放浪の画家と呼ばれた時もありますが、東京美術学校の教授や帝室技芸員を務めています。墨だけで描かれた「朧夜さくら」は、月明かりに照らし出された薄墨色をした桜の絵です。
錦帯橋の桜
なお、錦帯橋のライトアップは4月18日まで行われる予定です。