酒井酒造の酒造りは、蔵人の米づくりから
酒井酒造の精米所
瑞穂のかがやき(飯米)
精米所にほど近い田には、飯米「瑞穂のかがやき」がすでに植えられていました。
梅雨の中休み?厚い雲に覆われた空に、少しずつ青い空が顔をのぞかせてきました。
少し風が吹き、昨日の蒸し暑さは感じない・・。
伊陸の田んぼに9時集合。今から酒井酒造の蔵人たちの田植が始まる。
現場を見るのをずっと楽しみにしてきたからか、なんだかワクワクしながら待っていました。
既に田んぼは準備万端。早速、苗の積み込みです!
苗のセット
苗をセットしたら、いざ出発!
田植する蔵人
手慣れたもので、リズムよく進んでゆく。見ていても楽しい・・
副杜氏の話では、最近の田植え機は、ハンドルから手を放しても真直ぐ進む機能が付いている、というから思わず目が丸くなる。
乗用車も自動運転の開発が盛んであるが、すでに田んぼの中では実用化が起こっていたのか・・。
腰をかがめて田植えをする時代を記憶する私には、すでに田んぼの中は機械化された最先端の技術が生かされていることを知らされたのでした。
耕運機で田んぼを整える
隣の田では次の準備に精を出す耕運機。昔の耕運機はこんなに平らに整えられず苦労したよ、と、60年のベテラン農家さんが教えてくれました。効率よく作業を進められることは、農業の進歩です。機械でなければできない事の機械化は必要不可欠。頼もしいことと関心してみていると、田植も終盤のかかりました。
最後の一列を・・
5反余の田植終了
5反余りの田植は、2時間足らずで植え終わりました。
見上げた空は、青空に白い雲が浮かんでいました。
今日の酒米は「日本晴」。まさにこの空と同じ・・
氷室岳を臨む田
遠くに見える氷室岳の恵みの水が田を潤して、粘土質の肥沃な土に育つ稲穂は、日本でも有数の美味しいお米の産地、伊陸です。そこで育つ酒米を使って酒井酒造は酒を醸しています。実直に酒造りに取り組む蔵人たちも皆、山口県産。まさに山口県の地酒を醸す。
平成10年に伊陸に精米所を移してすでに23年になり、米作りにも自信をもって取り組む蔵人を頼もしく思います。
酒造りは、米つくりから始まりました。今年も秋が楽しみです。
来月には「山田錦」の田植です。
楽しみです、また見学に行きたいな~と胸が高鳴ります。