古備前の大壺と五橋文庫
一昨日の強風に震えたのがウソのような青空に穏やかな日差しです。
古備前大壺
古来より神に捧げてきた「酒」には長い歴史があると言います。その酒つくりに欠かせない道具のひとつに、樽や壺が使われてきました。
昨年の年の暮れに奈良にあったという古備前の大壺が、岡山から届きました。若い男性が4人がかりで運ぶほどの大作です。庭に座ったこの大壺には存在感があります。窯印に2石と刻まれ、一升瓶が200本の量が入ると言います。
岡山からの桃山古備前
そして、昨日届いた大壺は酒井酒造が酒造りの使っていたものです。何とも風情のある大壺は五橋文庫の看板とぴったり合いますね。胴に鉄を縄のようになった帯を締めその錆び色がまるで備前の土と同化しています。
桃山古備前大壺
2つの大壺で入口に落ち着きを増した五橋文庫は、今年も横山の歴史と文化をご案内できたらと思います。今年もどうぞよろしくお願いいたします。