五橋文庫に辻村史郎の「信楽 自然釉の大壺」
外観が白壁の蔵造りの五橋文庫は、錦帯橋を渡ると右に川土手の道を2~3分歩くと見えてくる、横山の歴史の小道に降りる小さな坂道を下りたところにあります。展示室は1階と2階の2か所に、年4回の展示でテーマを絞り所蔵品を展示しています。
岩国城下の五橋文庫
一階はロビーのような空間に、ゆっくり腰を下ろして展示を観ていただきながら語らいの時間を。
二階はテーマに合わせた展示を観ていただく空間としています。
辻村史郎作「信楽の大壺」
辻村史郎(1947~)のこの信楽の大壺は、自然釉の流れがその存在をしっかり主張する大作です。展示室のコーナーに置いてみました。辻村史郎氏は、奈良に生まれ、1969年に独自の美意識で作陶をはじめ、多くの作品を作って活躍中の陶芸家です。この作品は平成4年に初めての個展で発表した作品ですが、力強い大作です。
元総理の陶芸家・細川護煕氏は、この辻村史郎氏に陶芸を学んだと言います。
今回の展示に花を添える大壺にも注目ください
一階展示室
第10回展チラシ表