「独立禅師の篆刻体験 in 五橋文庫」
この印は、錦帯橋ゆかりの独立性易禅師の「天外一間人」の摹刻印です。江戸時代初め1664年に初めて岩国に医師として招聘された独立禅師は「日本篆刻の祖」と言われています。儒学に精通し書画篆刻にと多才でした。3代岩国領主吉川広嘉とはとても交流を深くして、多くの書画を残しています。
岩国ではこの独立禅師にならって篆刻を楽しむ会、「岩国篆刻会」があります。この会の有志たちは「チーム独立」というボランティアの活動として篆刻体験をしています。昨日まで観光交流所本家松がねで、山口県のデステネーションキャンペーンのワークショップを行いました。今年も26回で441人の体験がありました。岩国市内はもちろんですが、日本各地、海外からの体験者も多くありました。来年からは五橋文庫で篆刻体験を続けますので、事前の予約をお願いいたします。お一人からでも可能です。
美術館の中でのワークショップ「篆刻体験」は、展示してある美術品のこと、そして錦帯橋、独立禅師、篆刻の話とともに、楽しいひと時となると思います。お相手は岩国篆刻会会長の館長がさせていただきます。