復興多田焼
お盆が終わり、昨日の雨の後、少し涼しく感じます。
多田焼の歴史が岩国のやきものの歴史の始まり。
展示を観ていただきながら少しご説明をさせていただいています。
足軽が一生懸命に作った稽古焼の花生けからは、その苦労が伝わってきます。
上手に焼きはじめて、水戸藩からも所望された話には、並んでいる茶碗を見て納得いくようです。
多田焼が途絶えていった経緯がわかると、2代目田村雲渓氏が作った茶碗や窯、風炉、皆具の良さがよりよくわかり、吉川家のご当主が「復興多田焼作家」と名乗ってください、とお言葉をかけてくださったことを一緒になって喜んでくださいます。
五橋文庫は多田焼という岩国のやきもののご紹介展示をし、改めて岩国に築かれてきた文化を感じています。
毎日ギャラリートーク、可能な限り続けたいと思いますが・・ 館長