小林東五の酒器
今回展示しました、小林東五作の酒器は、多くの皆様に観ていただき、改めてその凄さを思いました。展示を待っておられた方はもちろんですが、初めて出会うという方には、韓国で学ばれ対馬で窯を築いて作られた話にとても関心を示していただけました。東五氏はいろいろな焼き方で作品を作られていますので、その違いも分かりやすかったとの声をいただき、五橋文庫としてはうれしい限りでした。
隣に並ぶ萩焼の酒器、そのルーツが李朝にあることも、比べてみてよくわかったと言われています。
焼物は土が決めて!と言います。その土地の土、粘土がいかに表情豊かに焼き上げられるか、陶芸家の技術と感性の結晶です。
今回の酒器展は、お酒を楽しむためだけでなく、器を楽しむことが心を潤すことにつながれば幸いと思います。25日までの展示です、錦帯橋の鵜飼とともにお楽しみくださいませ。 館長