2018年2月3日 煎茶の世界

今やペットボトルのお茶にすっかりなじんでしまって、急須のない家庭もあるとのこと。

すっかり便利になって・・

ところで日本における煎茶道の開祖が、インゲン豆を伝えた隠元隆琦という黄檗宗のお坊様であることをご存知でしたか?

江戸時代初めに長崎崇福寺の逸然より招かれて、中国明の国からお弟子さん達と一緒に長崎にやってきました。その後江戸に上り、時の将軍徳川家綱に謁見し、京都に万福寺を建て日本黄檗宗の祖として禅宗を広めた人です。

岩国錦帯橋ゆかりの独立性易禅師は、その隠元隆琦禅師の弟子として日本で約20年を生きた人です。独立禅師は書も巧みで唐様の書のブームも興しましたが、日本篆刻の祖と言われる人です。五橋文庫では篆刻についても展示を計画していますので、お楽しみに。

小林雲道人が使っていた煎茶器「富貴長命碗」、また黒楽茶碗など展示中です。

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