桃山を理解したのかアマガエル
五橋文庫の大壺には、ウオーターポピーやオモダカが繁り、めだか達に木陰を作っています。
今朝は、最近ではあまり見かけなくなった、小さなアマガエルが仲間入りしていました。
のんびり泳ぐアマガエル
ウオーターポピーの葉の上に乗りひと休みして、カメラを向けるとなんとこちらを向いて、少しずつ近寄ってきました。はじめましてとご挨拶。カメラ目線を知っているのでしょうか、ジッとカメラを見つめるような様子、愛嬌を振りまく愛らしいアマガエルです。
葉の上に休むアマガエル
アマガエルが泳ぐ大壺は、桃山時代の備前焼なのですが、備前焼の特徴のひとつである「ごま」、アマガエルの背中の模様は、まさに「ごま」模様です。周囲の色に合わせることのできるこのカエルは、ちゃあんとわかっているようです。
まるで骨董の世界に通じているかのようなアマガエルに、ついつい笑みがこぼれる理事長の横顔。
「桃山を 理解したのか アマガエル」 思わず一句詠む朝でした。
我が意を得たりのアマガエル