松林桂月展 今日まで
昨夜から降り続く雨は、春の雨です。まるで日本列島を洗い流しているようです。
今回の展示「松林桂月 日本の四季」では、山口県萩出身の画家であることから、岩国にも桂月の作品をお持ちの方が多いようで、我が家の桂月と見比べていかれる方が多く感じました。いつか皆様の桂月と一緒に並べての作品展があってもよいのでは、と思いました。
文人画と言われる桂月の絵は、静かで心が穏やかになります。日本の風土に溶け込むのでしょうか、改めてその力を感じました。
目まぐるしい速さで進歩する時代だからこそ、静かに立ち止まる時間と場所が必要になっていることを実感します。岩国の横山の歴史と文化の中には、その空間となる美術館と博物館があります。
今こそ、心を静かに慰め、そして、豊かにすることが必要かと思います。
五橋文庫は明日11日から19日まで、展示替えのため休館いたします。
20日からは「よみがえる絵師 狩野永琳の世界」と題して、京狩野派の絵画展をいたします。昭和の時代に岩国青年会議所には「永琳会」という後援会がありました。その当時の作品も展示して、岩国での活躍もご紹介いたします
永琳絵付けの多田焼
狩野永琳の世界