春爛漫!花の饗宴「しだれ桜」と「しで桜」

白い花のしで桜

ピンクの花のしだれ桜五橋文庫の「しだれ桜」と「しで桜」は、見事な花を咲かせました。今日の空は青く高く、本当に気持ちの良いお天気です。朝夕の冷え込みは続いていますが、日中は暖かいお花見日和で多くのお花見客で錦帯橋かいわいは毎日にぎわっています。
木の芽はやわらかな新緑の色を見せ、人の心をうきうきとさせてくれるようです。命のいぶきが人の心をこんなに動かすのかと思います。
4月1日に新しい元号は「令和」です!と官房長官から発表されました。「万葉集の梅花の歌三十二首に併せての序」の一節から決まったとのことです。今年に入って日本中が元号が変わることをずっと見守ってきましたので、大きな話題となっています。
安倍総理の会見では、「人々が美しく心を寄せ合う中で文化が生まれ育つ」という意味であることがお話しされました。素晴らしい意味だと思います。
日本には日本人が作り上げてきた文化があります。もちろん大陸からも沢山の文化が伝わってきましたので、その文化がそのまま残っているものもあります。しかし、私たちの国、日本は島国であるがゆえに、入ってきたものを真似、学習し、さらに深く学んで自分たちのものにしてきました。そこには四季折々の風土が大きくかかわっていると思います。この国だからできた文化は、いま世界から注目されています。勤勉である先人たちが遺した文化・芸術などは日ごろの私たちの生活に潤いを与えてくれています。その文化・芸術を引き継ぎ守っていくことは、次の世代を育てます。
岩国市長福田良彦氏は平成28年3月19日、ちょうど五橋文庫が開館する1年前に「文化芸術創造都市宣言」をされました。岩国市もいろいろな活動を始めているかと思いますが、「令和」の元号にふさわしい文化芸術の歩みを見せなければと思います。五橋文庫も展示にその思いを込めて今後の企画をしたいと考えています。四季の移り変わりに併せて、心にひびく日々を生きていたいと思います。 館長

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