五橋文庫の篆刻体験

篆刻体験

錦帯橋ゆかりの独立性易禅師(どくりゅうしょうえきぜんじ)は、江戸時代初め・1653年に中国の明から渡来した人です。翌年1654年に隠元隆琦禅師(黄檗宗萬福寺の開祖)の弟子となり、書記として江戸の4代将軍・徳川家綱に謁見した人でもあります。

後に長崎に戻った独立禅師の医師としての評判が岩国に伝わってきて、岩国を治めた第3代吉川広嘉から医師として、1664年から1669年までに計4回招かれています。その初回の時に見せてくれた「西湖遊覧志」が錦帯橋創建のヒントとなって、「錦帯橋ゆかりの独立」と呼ばれています。

その独立禅師が明国の篆刻の文化を初めて日本に伝え、「日本篆刻の祖」と言われています。吉川広嘉と親交を深めた独立禅師は岩国に沢山の書画を残しており、そこに押印されている印「天外一間人」などの記録が吉川史料館にあります。

天外一間人摹刻印

岩国の歴史と文化を楽しんでいただくことで、美術館・五橋文庫は篆刻体験をワークショップにしています。

五橋文庫

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