驚きの画家・桑重儀一

桑重儀一展「おじいちゃんがいとこです」、「妹の孫です」と岩国で「画家・桑重儀一展」を開催していることに気づかれて観覧に来られる御親戚が続いて来館されています。今までほとんど語られることがなかった画家でしたが、今回の展示でその実力と、東京でのご活躍の足跡を目の当たりにして、「すごい人だったんですね!」と皆さん感動したご様子です。

そして、今回の展示に際して沢山の資料を提供してくださった、東京東久留米市の自由学園から主任研究員のM氏にも来館して頂きました。
昨年秋に調査をし始め、岩国市にはほとんど何も資料がないことが分かったとき、藁をもつかむ思いで自由学園に電話をしたことを思い出します。桑重儀一は一教員として在籍した人かもしれないけれど、開校当初から在籍しているので、何か記録が残っているのではないかと小さな望みを抱いていました。古い資料を調べてくださった結果、絵の先生として学生たちに指導した様子が学園新聞にしっかり残っていましたと、お電話をいただいたとき、「やった!」と小さくガッツポーズ。資料が届いた時には本当にありがたく、これで何とかなるかもしれないと秘かに思い、次は京都の星野画廊に、資料お借りしたいとお願いをしました。こちらの御主人は画家としての桑重儀一の資料をお持ちでした。そして、見たこともないような貴重な資料を、こちらも沢山送ってくださいました。
お蔭さまでだんだん人物像が見えてきて、今回の展示になりました。
地方のいち学芸員ですが、文化芸術にかかわる同志のようにご親切な対応をいただいたことで、人の暖かさを感じました。自身の今後にも生かしたいと思います。ありがとうございました。これもきっと画家・桑重儀一の人望のお蔭かと思います。

自画像絵皿

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驚きの画家・桑重儀一” に対して1件のコメントがあります。

  1. 須田満 より:

    1914年5月2日付「日米」の第7面に道上朝二〔長沼重隆〕が書いた「印象と感想 桑重君の展覧会を観る」が掲載されています。
    https://hojishinbun.hoover.org/?a=d&d=jan19140502-01.1.7&e=

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