川瀬巴水の錦帯橋

川瀬巴水(かわせはすい)は全国各地の日本の風景を版画に残しました。五橋文庫には春桜の錦帯橋と、夏の錦帯橋があります。今回一部展示替えをしましたのは、この夏の錦帯橋の版画です。

1924年(大正13年)の作で、入道雲とキラキラする錦川の水面にキリリと羽を広げたように立つ錦帯橋です。昨今のような猛暑を思わせるものではなく、何かしらさわやかな風が吹いているように思われるのです。そういえば私の子供のころは、今のように連日30度を平気で超えることも少なかったので、懐かしい思いを抱かせるのです。(あっ!念のためですが、私は戦後の生まれです・・)

五橋文庫の玄関にあるしだれ桜も青葉が大きくなって、日傘のように強い太陽の日差しを遮ってくれています。木漏れ日は心地よい風を誘います。  館長

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です