令和元年5月1日、「画家桑重儀一と皇室」に思う

香淳皇太后の御養蚕の絵画家・桑重儀一は北白川宮妃に絵の指導をしていた関係からでしょうか、香淳皇太后の御養蚕の絵を描いています。生家にはその写真のコピーが残っていました。何度も出してみていたのでしょうか、敗れていましたので改めてコピーし直したものを展示しております。先日岩国で講演をされた所功先生にもご覧いただきましたが、とても興味深いものとの事でした。
長年途絶えていた宮中での御養蚕は、明治の昭憲皇太后によって復活され、大正、昭和、平成と代々皇后陛下に引き継がれています。養蚕の蚕の種は純国産種の「小石丸」という小ぶりな繭で細い生糸のものだそうです。正倉院の所蔵する絹布の修復に使われていると所先生からお聞きしました。今は大ぶりの繭で太い生糸が採れる交雑種が多くなっているそうです。
先日行われた東京国立博物館での特別展、「皇室の至宝」の展示にも美智子上皇后(令和になりました)の御養蚕の様子が展示してありましたが、日本の伝統的な文化や歴史を大切に守ってこられたことが今も印象深く心に残っています。
今回の改元を機会に、今まで気が付かなかったことですが、守られてきた皇室の歴史を垣間見ました。日本人としてこの国の文化をもっと知りたいと思う5月1日、令和元年の始まりです。

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