8世、9世吉向松月両氏が五橋文庫に来館

大阪から吉向松月窯の8世と9世ご兄弟が、五橋文庫に来られました。

明後日から熊本の鶴屋デパートで作陶展があり、途中下車しての来館でした。

岩国で作陶された初代の吉向焼、その後の作品などを見られ、岩国のやきものの歴史と重ね合わせてお話が弾みました。

ボストン美術館にある吉向焼は、モースが岩国で手に入れたものだそうです。モースは吉川重吉公に招かれて岩国に来られたようです。重吉公はハーバード大学に留学されましたので、モースと関わりがあったのでしょうか。タイムスリップして聞いてみたいことが沢山あります。

岩国で焼かれた吉向焼がモースの手でアメリカに渡り、ボストン美術館の所蔵品となりました。ますます多田焼や錦屛山焼はどうだったか気になります。

今回、吉向松月様を吉川史料館にご案内して、歴史的なご対面になりました。お侍の時代は終わりましたが、その精神は今も引き継がれている吉川史料館、そして吉川文化です。横山の歴史と共に焼物談義をしながら、吉向焼を改めて見直したいと思います。  館長

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